県内路線価、29年連続下落 先行き見えず下げ幅拡大

 熊本国税局は1日、2021年1月1日時点の路線価を公表した。県内の標準宅地の平均変動率は前年比0.6%減となり、29年連続で下落。下落幅は前年の0.1%減から拡大し、下落地点数は前年の3倍以上に増えた。同国税局は「新型コロナウイルスの収束や経済回復の先行きが見えない懸念から、不動産市況の停滞が続いている」と厳しい見方を示した。

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