ハイブ・JYP・SM 韓国芸能大手3社の経営スタイルに変化か 経営者交代やテック導入

ハイブ・SMエンターテイメント・JYPエンターテイメントなど、韓国の大手エンターテインメント企業において、経営層の変革やテクノロジーの導入など、注目すべき動きが出ている。

BTSが所属するハイブ(HYBE)は1日、代表理事であったパン・シヒョク議長が退き、専門経営者が代わりに就任した。パン・シヒョク議長は、本人の専門分野であるプロデュースの仕事に集中する構えだ。

ハイブの主要三法人であるハイブ、ハイブアメリカ、ハイブジャパンは、それぞれパク・チウォン、ユン・ソクジュン、ハン・ヒョンロクCEOが選任された。3人ともプロの経営者であり45歳以下と若いのが共通している。ハイブは自社の株価高騰なども活用した米大手芸能事務所の買収を完了させようとしており、グローバル企業としての飛躍を目指いしているとみられる。

韓国メディアなどによると、韓国の老舗芸能事務所であるSMエンターテイメントの創設者であり、最大の株主であるイ・スマン総括プロデューサーも、最近保有株の売却を検討しているとされ、専門経営者による経営を模索しているとの見方が浮上している。イ氏は約30年間、SMエンターテイメントを切り盛りしてきたファウンダーだが、69歳と高齢に差し掛かっている。

また、NIZIUは2PMが所属するJYPエンターテイメントは最近、過疎通取引所の運営企業であるドゥナムと提携し、創業者であり代表プロデューサーであるJ.K.Parkことパク・チニョン氏の保有株の一部をドゥナムに売却した。今後は、ブロックチェーンを利用したNFT技術で提携し、デジタルマーケティング分野を強化する方針だ。

(構成:KOREA ECONOMICS編集部)

(参考記事:「BTS所属社「ハイブ」の株価が爆上がり ワクチン接種による公演再開期待で」)
(参考記事:「[J.Y. Parkが代表PD]韓国JYPエンターテイメントが仮想通貨企業と提携、その深淵なる理由」)
(参考記事:「韓国エンタメ大手「CJ ENM」の株価が最高値更新…15日にはTBSと提携発表」)

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