不要服で難民支援 ユニクロ社員、綾中で出張授業

 綾町・綾中(藤本敦校長、198人)で2日、衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング社員による出張授業があった=写真。3年生63人が、子供服を再利用する同社の取り組みについて理解を深めた。
 授業は同社の「”届けよう、服のチカラ”プロジェクト」の一環。同社では、着なくなった服を集めて難民キャンプで暮らす子どもたちに贈る活動を展開しており、講師を務めたグローバルデジタルコマース部の水上彬さん(32)が「難民の半分は子ども」などと活動の意義を説明。その後、生徒は服の回収や梱包(こんぽう)の仕方、難民キャンプに届くまでの輸送の流れなどについて熱心に学んでいた。
 3年生は今後、同社の活動に参加し、町内で着なくなった服の回収などを行う予定。川上峻さん(14)は「これからも難民は増えていくと思うので、できることを常に考え行動したい」と話していた。

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