西武・松坂大輔投手(40)の引退発表を受けて、中日の福留孝介外野手(44)と大野雄大投手(32)も平成のレジェンドに惜別のメッセージを送った。
2006年と09年のWBCで松坂と共に侍ジャパンの世界一に貢献した福留は「ここ何年かは故障で思うように投げられなかったと思うし、野球大好きな彼が野球をできない苦しさ、歯がゆさもあったと思う。対戦したり、同じチームでプレーしたことは楽しかったです。年齢は僕が上だけど、年上の僕から見ても誰もが憧れるスーパースターだったなと思います」と同じ1998年のドラフトで入団した松坂をねぎらった。
また中日のエース・大野は「2年間同じチームでプレーさせてもらって感じた事はすごく優しい人だなと思いました。あれだけの成績を残されていて、ほんとにレジェンドなんですけれど、誰に対しても優しく接してくれて僕がアドバイスを聞きに行った時も何でも答えてくれました」と感謝。
「野球人としてはもちろんですけど人としてもほんとに尊敬できる方だと思います。キャンプ中、ファンの方達に1時間以上ずっとサインをしていて、ドラゴンズの先輩の岩瀬さんも浅尾さんもそうでしたけど、ファンをすごく大事にされていました。そういうことって簡単にできることではないと思いますし、僕も見習っていきたいです。現役生活お疲れ様でした」と語った。
松坂は2018年1月にテストに合格して中日に入団。この年、6勝を挙げカムバック賞を受賞した。19年12月に中日を退団し、西武に移籍した。