中国産キムチの偽装など、韓国で原産地違反業者1771カ所を摘発...335カ所は刑事立件へ

韓国のある飲食店が、中国産白菜キムチを韓国産と混ぜてポッサムキムチを作って販売し、消費者には韓国産と偽ったため当局に摘発されたことが分かった。

この企業が偽ったキムチは7,500㎏分に達したという。

韓国の国立農産物品質管理院は7日、同事例を含め今年上半期に原産地表示違反業者1,771カ所を摘発したと発表した。これは昨年同期(1,507カ所)より17.5%増加した規模だ。

取り締まり対象企業は6万7,052カ所で、前年同期(8万1,710カ所)より減ったにも関わらず摘発件数は増加したとのこと。

通信販売で原産地表示を違反した企業も335カ所に上り、前年同期(293ヶ所)より14.3%増加した。

当局は、原産地虚偽表示を行ったメーカー849カ所を刑事立件し、未表示メーカー922カ所については計2億4,900万ウォンの過怠金を課した。

原産地表示違反を品目別でみると、白菜キムチ(420件)が最も多く、豚肉(290件)と牛肉(198件)が続いた。

白菜キムチの場合、中国産を韓国産と偽り売る事例が周知されたため、消費者の懸念が大きくなり、特別取り締まり対象に含めたという。

(参考記事:「韓国政府「日本産水産物の原産地表示違反が最も多い」 違反業者などが摘発」)
(参考記事:「韓国で日本産魚貝の韓国産偽装が相次ぐ…今年だけで16件摘発」)

(構成:KOREA ECONOMICS編集部)

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