【新日本】ジュニア王者デスペラードが石森下しV2 25日東京ドームで〝猛鳥狩り〟へ

デスペラード(左)が石森を下した

新日本プロレス10日の北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ大会で、IWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードが石森太二(38)の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。

負傷欠場中の高橋ヒロム(31)が返上したベルトを保持するデスペラードと、前々王者の石森による現新日ジュニア頂上決戦。20分過ぎにヌメロ・ドス(変型マフラーホールド)で捕獲したデスペラードは、石森の相棒エル・ファンタズモの介入により決定機を逃してしまう。

さらに必殺のピンチェ・ロコ(変型バスター)を切り返されると、Bоne Lоckに捕獲され窮地に陥った。それでもブラディクロスだけは許さないデスペラードは、強引にコーナーの金具に石森を叩きつけロコ・モノ(ナックルパート)で形勢逆転。最後はロコモーション式にピンチェ・ロコ2連発をさく裂させて激闘に終止符を打った。

最強の挑戦者を退けたデスペラードは試合後のリング上でマイクアピール。解説席にいたヒロムに向かって「ヒロム。そんなとこいねえでさっさと治せ、お前」と呼びかけつつ「なんも浮かばねえ、やっぱすげえヤツだ。あの石森に勝ったんだ。胸を張って、俺がチャンピオンだ」と、石森を称えると同時に勝ち誇った。

とはいえ王者に休息の時間は訪れない。試合後の会場ビジョンにはロビー・イーグルス(31)がVTRで登場し「この俺もチャンスを待っていたんだ。他のハゲタカはもういない。王者に襲い掛かるのはこの〝猛鳥〟だ」と挑戦状を突き付けてきた。

これに対しデスペラードは「やる気あるんだろ? だったら受けてやるよ」と受諾。「せっかくなら東京ドームがいいな。チャンピオン様の要望です。東京ドームでタイトルマッチやらせてください。挑戦者がビデオ送ってきたら俺は『いいよ』って言うから。できんだろ? たまにはチャンピオンの言うこと聞いてくれよ」と、25日ドーム決戦でのV3戦を熱望していた。

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