【新日本】2か月半ぶり登場のKENTAが棚橋襲撃で遺恨再燃 「カバン弁償してもらってないから」

棚橋(下)に馬乗りパンチを放つKENTA

新日本プロレス10日の北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ大会で、KENTA(40)が棚橋弘至(44)との遺恨を再燃させた。

4月20日後楽園大会以来、約2か月半ぶりの新日本マット参戦となったKENTAはこの日、6人タッグ戦に出場。戦前から対抗心を燃やされていた棚橋と先発同士で激突し、すぐさまエル・ファンタズモにタッチして肩透かしを食らわせる。それでも終盤にマッチアップが訪れると、スリングブレイドを狙った棚橋を担いでgо2sleepの体勢に入る。これは回避されたものの、激しいエルボー合戦からキチンシンクを決めた。
最後は高橋裕二郎が棚橋に3カウントを奪われ勝利を逃したが、試合後のリング上で本領を発揮する。一度は退場したと見せかけ、コーナーに上がって勝利をアピールしていた棚橋を背後から急襲。馬乗りになってパンチの雨あられを浴びせてみせた。

棚橋は今大会の前に本紙の取材で完全復活への決意を明かすとともに、当面のターゲットに昨年11月大阪大会で敗れたKENTAを当面のターゲットに定めていた。だがこれにKENTAは猛反発。「なんかこう…寄り道的な感じですっごい俺のことを軽く扱ってんの! ええ? そんなん許さんよ。最低の男だな。女にもそういうことするタイプだよあれ。ふざけんなよマジで」と吐き捨てた。

さらにKENTAは当時の抗争で破損したIWGP・USヘビー級王座挑戦権利証のブリーフケースの存在を蒸し返す。「カバン弁償してもらってないから。ええ? こんなこと今さらになって言ったら俺がすごいしつこい男でなんかアレみたいな感じになっちゃうけど。許せないから」と、自身が壊したことを棚にあげて責任転嫁。「どんどん行くからマジで。ぶっ潰すよ棚橋! 弁償しろお前、マジで。ふざけんなよ」と、とんだ言いがかりをつけていた。

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