【U―24】相馬勇紀を支える〝早稲田の教え〟 人間教育により精神面で成長

オンラインで取材に応じた相馬

東京五輪サッカー男子代表のMF相馬勇紀(24=名古屋)が、自身を支える〝早稲田の教え〟を明かした。

相馬は所属クラブの名古屋で、タイで集中開催されたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場。東京五輪代表に8日に合流した。激闘の後に疲労が懸念されるが、11日にオンラインで取材に応じた相馬は「1日回復する時間ももらった。連戦を戦ってきたので動きとかはすごく良い」と好調をアピール。12日に行われる国際親善試合のホンジュラス戦も「準備はしている」と意欲を見せた。

本番では持ち前のドリブル突破で森保ジャパンの攻撃をけん引する役割が期待される相馬。飛躍の大きなキッカケとなったのが早大で過ごした日々だった。

「早稲田では特に人間性を学ぶことができた。プレーで言えば個の強さを学んだけど、一番は人間的に、人としてどうあるべきか。私生活の部分もそうだし、プレー中の動作であったり仕草などを教えてもらった」と相馬は振り返る。育成年代の頃からテクニックの高さは評価されていたが、早大での人間教育によって精神面で成長し、安定して実力を発揮できるタフさや大舞台でも実力を発揮できる勝負強さにつながっているというわけだ。

大学サッカー界の古豪からブレークした相馬が、地元開催の夢舞台で世界を驚かせる活躍を見せられるか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社