【新日本】IWGP世界王者・鷹木がワト戦完勝 欠場中の飯伏へ「お前をつぶすのはこの俺だ」

ワト(右)を白熱の攻防の末に下した鷹木

新日本プロレス11日の北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ大会で、IWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟(38)がマスター・ワト(24)とのシングルマッチに完勝した。

鷹木は25日東京ドーム大会で飯伏幸太(39)との初防衛戦に臨む。この日の大会では前哨戦が予定されていたが、飯伏が新型コロナワクチン接種の副反応がみられたため欠場。ワトとのシングル戦に変更となった。

天山広吉直伝のワトのTTDを浴びた鷹木だったが、RPP(変型セントーン)を回避するとパワーボムから裏STFで捕獲するなど、引き出しの多さで圧倒。丸め込み攻勢をしのぐと、スライディングエルボーからパンピングボンバーを叩き込む。これをカウント2で返す意地を見せたワトを、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで振り切った。

挑戦者不在のビッグマッチで相変わらずのハツラツぶりを見せつけた鷹木は「ワトは頑張ったほうじゃねえか? 少しは楽しめたよ。だが、まだ差があるな。また強くなった時は、ワト遊んでやるよ」と余裕の表情。一方で飯伏に対しては「仕方ねえな、こんなご時世だから。だがよ飯伏、勝手につぶれんなよ! お前をつぶすのは誰でもない、なんでもない、この俺だ(話が長すぎるため中略)。飯伏幸太! どんな状態であろうと、東京ドーム、リングに上がって来い。もう一度言う。お前をつぶすのは、この俺だ」とメッセージを送っていた。

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