大相撲名古屋場所9日目(12日、愛知県体育館)、進退をかけて臨む横綱白鵬(36=宮城野)は幕内千代大龍(32=九重)を寄り切って初日から9連勝。綱取りに挑む大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)とともに、全勝をキープした。かねて「横綱の勝ち越し」と位置付けている2桁10勝にも王手をかけた。
3月に右ヒザの手術を受け、6場所連続の休場明け。今場所の序盤戦は不安定な相撲内容だったが、取組を重ねるごとに力強さを増している。取組後は報道陣の取材に応じなかったものの、7場所ぶり45回目の優勝へ向けて本来の調子を取り戻しつつあるようだ。