【名古屋場所】正代5勝で白星先行「今日みたいに体が動けば、星も伸びてくる」

調子を上げつつある正代(奥)

大相撲名古屋場所9日目(12日、愛知県体育館)、大関正代(29=時津風)が小結明生(25=立浪)を押し出して5勝目(4敗)を挙げた。序盤戦で3連敗するなど不振が続いていたが、9日目を終えてようやく白星が先行。取組後は「立ち合いも踏み込むことができた。少しずつ自分の流れの相撲が取れるようになってきているのかな」と復調の手応えを口にした。

今場所は朝乃山(27=高砂)が出場停止処分、貴景勝(24=常盤山)は首の負傷で途中休場し、2大関が不在。ここまで正代は優勝争いには絡めていないものの、終盤戦に向けて看板力士として存在感を示したいところ。「今場所は負けが込んでいるので、まずは勝ち越しを目指していけたら。今日みたいに体が動けば、星も伸びてくる」と巻き返しへ意欲を示した。

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