【名古屋場所】白鵬10連勝も取材応じず 伊勢ヶ浜親方「だんだん自分の相撲になっている」

危なげなく隠岐の海(左)を料理した白鵬

大相撲名古屋場所10日目(13日、愛知県体育館)、6場所連続休場明けで進退をかける横綱白鵬(36=宮城野)は、幕内隠岐の海(35=八角)を下し、初日から無傷の10連勝とした。

右の上手を取って、そのまま寄り切る横綱相撲で、相手に何もさせなかった。取組後は、前日に続きオンライン会見に応じず。昨年春場所以来のV45へ向けてピリピリムードが高まってきた様子だ。

審判部長の伊勢ヶ浜親方(61=元横綱旭富士)は「白鵬の相撲じゃないですか。動きは最初からずっといいんだけどね。万全な相撲は最初の方はなかったけど、勝つに従って、だんだん自分の相撲になっている」とたたえた。

同じ部屋に所属する幕内石浦(31)は白鵬から「15日間は長い。終盤に向けて調子が上がるように」とアドバイスを送られたというが、終盤に向け上昇気流に乗る横綱自身が、身をもって体現し弟弟子に手本を示している格好だ。

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