【U―24】相馬勇紀が三笘薫と“共闘”宣言 シ烈な左サイド争い「タッグでやろうと」

MF相馬勇紀

東京五輪に臨むU―24日本代表MF相馬勇紀(24=名古屋)が左サイドのポジション争うMF三笘薫(24=川崎)との共闘を誓った。

日本の左サイドには12日の試合で先発したMF三好康児(24=アントワープ)と相馬、三笘が起用される方針で、チーム内の定位置争いも注目されている。相馬は「同じポジションの選手だと僕と薫とか、前からいろいろ書かれているのは知っているんですけど」としながらも「選手としては自分が出て活躍することを目指すべきだけど、チームスポーツの難しいところで勝利を考えないといけない。五輪メンバー入りのしのぎ合いからチームとして戦うので、プレーで示すべき」と持論を展開した。

その上で「康児、薫とも仲がいいし、リスペクトしている。お互いに特長も違うので考えながらやっていきたい。プレーではライバルとして頑張りながらもチームとしてやりたい」との見解を示した。

相馬によると、こうした考え方についてはすでに三笘と話し合いをしたという。「どっちが出てもタッグでやろうと。例えば僕が最初に出ることになったら(マッチアップする)相手の選手が疲れ切るまでプレッシャーをかけるとか、逆も同じで。そういう話をしているので…」とし、先発しても途中出場する選手が好パフォーマンスを発揮できるようなプレーをするわけだ。

五輪本番は中2日の過密日程となる。それだけにチームが勝利するためにも緻密な戦い方が求められるが、日本の左サイドは誰が出てもチームに貢献するはずだ。

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