今夜は「悪い藤浪」 阪神5番手で登板も…一死も奪えず4失点

いいところなく4連打を浴びてしまった阪神・藤浪

阪神・藤浪晋太郎投手が13日のDeNA戦(甲子園)に5番手として救援登板し、1回途中を4安打1四球4失点。一つのアウトも取れぬままKOされてしまった。

前夜の同戦では0―3の8回から2番手として登板し、三者三振の快投で劇的なサヨナラ勝利を演出した背番号19。この日も同様に1―4と3点ビハインドの8回を任された格好だが、「悪い藤浪」が出てしまった。

最速158キロの剛速球を投じるも、直球、変化球ともに制球が安定しない。先頭の佐野を四球で歩かせると続くオースティン、宮崎、牧、ソトに4連打を浴び、あっという間に3失点。一つのアウトも取れぬままベンチから交代を告げられた。6番手・斎藤も火消しに失敗し、桑原に追加点を献上。ゲーム終盤で1―8と戦局を決定づけられた。

投げてみるまでその日の良し悪しが分からぬ不安定さは解消されぬまま。本来なら「7回の男」として勝ちパターンの一角を担ってほしい存在だけに、阪神首脳陣の苦悩は続きそうだ。

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