阪神・佐藤輝 復調ムードの2安打1打点「必死で食らいついただけ」

7回に意地のタイムリーを放った阪神・佐藤輝

阪神・佐藤輝明内野手(22)が13日のDeNA戦(甲子園)に「6番・右翼」として先発出場。2―8の大敗ムードの中、4打数2安打1打点と気を吐いた。

0―4の7回無死二塁ではカウント1―2まで追い込まれながらも、しぶとく一、二塁間を割る右前適時打。「必死で食らいついただけ。頑張りました」と手応えを口にする。前半戦も残すところは14日の今カード最終戦のみ。5戦連続で相手チームに先制点を許している状況を踏まえ「いい形で終われるように。先制点をとれるようにしたい」と逆襲を誓った。

もはや虎打線に欠かすことのできぬ存在にまでのし上がった背番号8の復調気配は、この日の数少ないポジティブな要素。前半戦最終戦を、身上の規格外アーチで締めくくれるか。

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