長崎県が”梅雨明け” 平年より6日早く 熱中症に警戒を

青空の下、波打ち際で遊ぶ親子=長崎市、伊王島海水浴場

 福岡管区気象台は13日、長崎県を含む九州北部地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より6日、昨年より17日早い。
 長崎地方気象台によると、梅雨期間(5月15日~7月12日)の長崎の雨量は計486.5ミリ。平年の84%、昨年の37%だった。ほかの地点は▽佐世保470ミリ▽諫早607ミリ▽島原703.5ミリ▽対馬市美津島342ミリ-など。
 13日は各地で気温が上がり、33.6度の松浦など8地点で今年最高となった。環境省と気象庁は本県に熱中症警戒アラートを発表。県によると、10人が搬送され、うち7人が中等症だった(午後4時現在)。
 長崎市伊王島町1丁目の海水浴場では家族連れが楽しむ光景が見られた。同市京泊1丁目の会社員、松山晃大さん(30)は「セミの鳴き声や入道雲、快晴が夏を感じさせてくれた。久しぶりに開放的な気分になった」と話した。

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