【名古屋場所】高安が翔猿をはたき込んで7勝目 腰痛の影響感じさせず「場所前も稽古できていた」

翔猿(右)をはたき込んだ高安

大相撲名古屋場所11日目(14日、愛知県体育館)、関脇高安(31=田子ノ浦)は幕内翔猿(29=追手風)をはたき込んで7勝目。張り手で脇が開いて入られそうになるも、頭四つで距離を取り、機を見て相手を土俵にはわせた。取組後は「しっかり落ち着いて見ながら、攻めたかったんですけど、じっくり行きました」と振り返った。

今月1日の稽古後に急性腰痛症を引き起こし、初日からの出場を断念。それでも3日目(6日)から土俵に立って星を重ねている。

「場所前も稽古はできていましたし、アクシデントはありましたけど、治療に専念できた。リラックスして臨めていると思います」

大関復帰を目指す高安は2場所連続で10勝を挙げており、今場所も2ケタ白星が〝最低ノルマ〟となる。2日間の休場に焦りを感じてもおかしくないが、本人は「しょうがないので。明日からも前向きに相撲を取りたいですね」と気合十分。上位陣との対戦には「ベストを尽くす」と静かに闘志を燃やしていた。

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