東京五輪・野球日本代表の森下暢仁投手(23)が14日の中日戦(マツダ)に先発し8回5安打無失点の好投を見せた。9回は同じく日本代表の栗林良吏投手(25)が投げて大島、ビシエド、福留を三者凡退に仕留め、零封リレーで前半戦を締めた。
前5試合でいずれも失点していた森下は「ここ最近点を取られている。ゼロを並べられるようにやっていきたい」と意気込んで臨み、その言葉通りのゼロ行進。明大の先輩でもある柳との投げ合いも制した。
ヒーローインタビューでは「チームも連勝していた。柳さんとの対決だったので、とにかく勝ちたいという思いでマウンドに上がりました」と笑みを浮かべ、五輪に向けては「日本代表として金メダルを取れるように頑張ってきたいと思います」と話した。
そんな森下の後を受けた栗林も、きっちり18セーブ目。ルーキー右腕は「前半戦の最後の試合、またチーム初の4連勝、同一カード3連勝がかかっていたのですごく緊張しました」と振り返り「森下が投げた後ということで集中、緊張ができたかなと思う」と語った。
栗林は「五輪は本当に今までと違った緊張感と重圧がすごいと思うので、準備してやっていけたらなと思います」。ともに球宴をへて東京五輪へ。鯉の侍たちが万全の状態で向かう。