日本バスケットボール協会は15日、米プロバスケットボールNBAでプレーする東京五輪男子代表・八村塁(23=ウィザーズ)のインタビュー動画を公開。日本のエースが東京五輪への思いを口にした。
主力として臨んだ2019年W杯では、1次リーグで全敗。世界との差を見せつけられた八村。ただ、その後の2シーズンをNBAで過ごし、心技体で大きく成長した。
「自分の体もフィジカル面もすごい強くなったし、シュート力も上がった。メンタル面でも、大きな舞台で戦える準備ができてきた」
幼い頃からNBAプレーヤーと同じくらい大きな目標として掲げてきた五輪。開幕まで残り1週間あまりとなった中、八村は「小さいころからずっと五輪を目指してやってきた。コロナ禍で1年遅れ、今もコロナが進んでいる中でもバスケができることに感謝している」と謝辞を述べた上で「五輪という誰もが立ちたい舞台で、僕もその中の代表でやれることを誇りに思う。自分の持ち味を出しながら楽しみたい」と力強く決意した。
無観客開催には複雑な思いもあるが「日本全国でみなさんも見てくれていると思うので、日本一丸となってまず1勝を目指して、日本の強さを世界に出して、メダルを取れたら」と意気込んだ。