SBビジョンファンドが韓国ユニコーン「ヤノルジャ」に1920億円投資 正式発表 

韓国のユニコーン企業であり旅行プラットフォームを営む「ヤノルジャ」は、日本ソフトバンクグループのビジョンファンドⅡから2兆ウォン(約1920億円)規模の投資を誘致したと15日、明らかにした。

英フィナンシャルタイムズや韓国メディアは、ビジョンファンドの投資規模は1兆ウォン程度になると直前に予想していたが、その2倍に達する投資を誘致することに成功したことになる。

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詳しく報じた聯合ニュースによると、ヤノルジャは今回の投資をベースにグローバルトラベルプラットフォームを構築する計画だ。

聯合ニュースによると、ムン・ギュハク=ソフトバンク・インベストメントアドバイザーマネージングパートナーは、「ヤノルジャは、人工知能を前面に出した余暇スーパーアプリ戦略を通じ、韓国の旅行・レジャー産業を革新するリーダー」であるとし、「新たな市場への拡大や旅行・レジャー産業の技術革新を導くためにヤノルジャと協力することになり、喜んでいる」と語った。

韓国企業でビジョンファンドから投資を受けた企業は4社目であり、投資金額はクーパンが誘致した30億ドルに次ぐ規模となった。

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ビジョンファンド、韓国「ヤノルジャ」への投資を確定か…韓国紙報じる
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(写真:ヤノルジャウェブサイト)

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