【フレッシュ球宴】鷹・スチュワートが圧巻2K 全球直球勝負「コーチに言われた」

全球真っすぐ勝負のスチュワート

圧巻のストレート勝負で貫禄を見せた。ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(21)が15日のフレッシュオールスター(松山)に初出場。6回から全ウエスタンの5番手でマウンドに上がると、150キロを超える角度のある真っすぐのみで2三振を奪った。投じた12球すべてがストレート。最速は153キロで、150キロを下回ったのは2球だけだった。「こちらに来る前に(ソフトバンクの)コーチから『いい真っすぐがあるんだから全部真っすぐでいきなさい』と言われたので、真っすぐだけでいきました」と爽やかに笑った。四球こそ出したが、二盗を狙った走者を同僚捕手の栗原巧の強肩と広島の遊撃手・矢野の好守で阻止。1回を3人で封じて、さっそうとベンチに戻った。

来日3年目の今季は中継ぎとして一軍デビューも飾った。ウエスタン・リーグではここまで6勝無敗、防御率1・02と圧倒的な成績を残している。3年前の全米ドラフトで1巡目指名(全体8位)を受けた逸材が、確かな成長の跡を松山で示した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社