【新型カローラクロスとハリアー内装比較】高級感はハリアーの圧勝だが、使いやすさは新型カローラクロスだった

まもなく発売される見込みのトヨタ 新型カローラクロス。コンパクトSUVのC-HR、そして大ヒットを飛ばしている新型ハリアーのちょうど中間というボディサイズからか、発売前から大注目されているクルマである。そこで今回は新型カローラクロスとハリアーの内装比較を敢行。結論から言えば、どちらも充実の機能であるが、使い勝手はカローラクロスに軍配があがった。

新型カローラクロス&ハリアー

画面サイズはハリアーに軍配! 新型カローラクロスは8インチモニターとなる見込み

新型カローラクロスのメーターは7インチディスプレイが備わり、ナビやオーディオといった情報を表示することが可能, ハリアーも同様の機能を有している。ちなみにハリアーは録画機能付きデジタルインナーミラーを中級グレード以上に標準装備としている
新型カローラクロスのメーターは7インチディスプレイが備わり、ナビやオーディオといった情報を表示することが可能, ハリアーも同様の機能を有している。ちなみにハリアーは録画機能付きデジタルインナーミラーを中級グレード以上に標準装備としている

どちらもディスプレイオーディオが備わる。ハリアーは大きく3グレードをラインアップしており、上級グレードは12.3インチのワイドディスプレイが設置されている。ベースグレードのSと中級グレードにあたるGは8インチディスプレイが標準装備となっている。

対してカローラクロスの日本仕様モデルは、ハリアーと同様に8インチモニターが備わる見込みだ。ディスプレイオーディオとあってスマホ連携機能を強化しており、AppleCarPlayやAndroid Autoなどスマホ感覚で使用できるのは嬉しいポイントである。

新型カローラクロスの後席にはタイプAとタイプCそれぞれの充電ポートを設置。ハリアーはタイプAが2つ備わる

どちらもUSBポートそしてオプション、あるいはグレード別設定にはなるが、置くだけ充電に対応するなど充電装備も充実しているのは嬉しいポイントである。

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エアコンの操作性に違いあり! 新型カローラクロスの内装は使い勝手重視だった

新型カローラクロスのエアコンパネル, 新型ハリアーのエアコンパネル
新型カローラクロスのエアコンパネル, 新型ハリアーのエアコンパネル

最大の違いはエアコン操作パネルにある。新型ハリアーに12.3インチモニターを取り付けた場合のエアコンパネルは静電式となる。静電式とは、物理ボタンではなくタッチ操作となるもので、見た目はいいものの操作性は慣れが必要である。というのも一般的な物理ボタンとは異なり、押した感覚や凹凸がないために、運転中のブラインドタッチには慣れるまで時間がかかってしまうのだ。

対してカローラクロスのエアコンパネルは一般的なボタン、ダイヤルを組み合わせたタイプとなる。こちらは運転中のブラインドタッチもかなりしやすい仕様となっている。

ちなみにどちらも左右それぞれ温度調整が可能なタイプとなるのは嬉しいポイントだ。新型ハリアーの上級グレードにはシートヒータと夏場に嬉しいベンチレーション機能も備わるが、カローラクロスはシートヒーターのみである。

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まとめるとハリアーは高級感ある見た目なのに対して、新型カローラクロスは実用的かつ充実の機能というイメージである。未だ新型カローラクロスの発売日は判明していないが、1日も早い販売に期待したい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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