米国の半導体チップメーカーであるインテルが「グローバルファウンドリ」の買収を進めていることが分かった。インテルが買収に成功すれば、同社の買収合併(M&A)としては最大になる見込みだ。
15日(現地時間)、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、インテルは、半導体製造能力を拡大するため、グローバルファウンドリーの買収交渉を進めている。グローバルファウンドリーは、米国ニューヨーク州に本社を置くが、アラブ首長国連邦(UAE)政府系ファンドであるムバダラインベストが大株主だ。
市場で評価される買収金額は300億ドル(約3.3兆円)規模とされる。ただし最終的に確定までの変数が多く、グローバルファウンドリーが当初の計画通り、独自の企業公開(IPO)を推進するとの見方もあるようだ。
ただし、グローバルファウンドリー側は「インテル側とどのような交渉も進めていない」と公式に否定したという。
トレンドフォースによると、グローバルファウンドリーの世界市場シェアは約7%だ。グローバルファウンドリーは、先月、シンガポールに40億ドルを投資して新工場を設立することを発表した。
インテルの市場価値は、現在2250億ドル規模だ。インテルは今年、米国内の製造施設を拡大するために、200億ドル以上を投資する計画である。
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