夏の甲子園 難客の有無いまだ決まらず

甲子園のアルプスに歓声は響くのか…

第103回全国高校野球選手権大会(8月9日開幕=甲子園)を有観客とするか、無観客とするのか、今も決まらない事態が続いている。

2年ぶりの開催が決まり、各地で地区大会がスタートしているが、新型コロナウイルスの感染拡大で運営協議が難航。抽選会の日程、観客の有無については21日の運営委員会で決定すると見られる。

大会関係者は「観客の有無は重大な問題と考えており、協議をしているところ。明確に言える段階ではない。21日の運営委員会、引っ張っても28日の委員会でと考えています」とした。

春の選抜大会は1万人上限で開催され、今大会も防止対策を徹底させるとはいえ、一方で緊急事態宣言下の東京五輪は、首都圏会場の無観客開催が決定。大阪でのまん延防止等重点措置も継続され、甲子園のある兵庫も日々、感染者数が上昇傾向にある。あらゆる状況を見ながらギリギリまで最善策を模索していく構えだ。

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