【侍ジャパン】DeNA・山崎康晃「任せていただいたところで腕を振って金メダルに」

中継ぎとしての活躍が期待されるDeNA・山崎(左)

熱い胸の内をさらけ出した。東京五輪に臨む野球日本代表・侍ジャパンの強化合宿(仙台市内)は20日、2日目を迎えた。代表経験も豊富でブルペンの要として期待されるDeNA・山崎康晃投手(28)が取材に応じ、悲願の金メダル奪取に向け、今大会にかける意気込みを語った。

開口一番「やはり東京五輪ということもあって僕自身、緊張してチームに合流させていただいている」と謙虚にコメント。初日から炎天下続きの練習により、早くも日焼けした顔が充実した練習内容を物語っていた。

稲葉監督からは直々に「投手陣を引っ張る存在になってほしい」と指名されている。これについて「今まで稲葉監督が就任されてきた時から、ここまでずっと日本代表に選出されている。環境に関しては少なからず経験を重ねて、ここまでこれた自信もあるので。周りがオドオドすることなく、特にブルペンでは皆さんが100%に近い実力を出せるように環境を整えていきたい」と頼もしい言葉を並べた。

一昨年11月のプレミア12では侍の守護神を任され、胴上げ投手になった。今回の東京五輪では異なる役割を求められるが、右腕は「自チームでも今、守護神とはまた違う場所で投げている。この日本代表に召集されて、金メダルを取るためにできることを精一杯やっていきたいと思っている。場所に関しては、任せていただいたところでしっかり腕を振って、結果的に金メダルになれるように。中の方でちゃんと軸を持って、チームの中で引っ張って行けるような存在になっていきたいなと思う」と力強く言い切っていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社