新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内の感染状況を示す指標でPCR陽性率が20日までに、最も深刻なステージ4の基準に悪化した。
新規感染者数と療養者数はすでにステージ4の基準に達しており、六つの指標のうちの半数がステージ4となった。
ステージ4は、政府が示す緊急事態宣言発出の目安とされている。
県内のほかの指標は、重症病床の使用率が20日までにステージ3に悪化。六つの指標全てがステージ3以上になった。
東京都内で同日、取材に応じた黒岩祐治知事は「（まん延防止等重点措置を全市町に拡大する）神奈川版緊急事態宣言が22日から始まるので、その効果を見るのが第一だ」と述べ、直ちに緊急事態宣言発出を国に要請する考えはないと説明。「国に宣言を要請するのは3県合同のほうがインパクトがある」とし、同じ首都圏の千葉、埼玉両県と連携していく考えを示した。
