東京五輪出場を辞退すると発表していたギニア選手団が急転、同大会に参加することになった。フランスメディア「ニュース24」など各メディアが伝えている。
ギニア政府は21日に新型コロナウイルス感染拡大が続いていることなどからアスリートの健康に配慮し、陸上競技、柔道、レスリング、競泳で5人の選手を派遣する予定だった東京五輪を辞退すると発表していた。
しかし、同メディアによると、22日に同政府は「ギニアは東京オリンピックに参加します。財政の問題ではありません。私たちは単にギニア人の生活を気にかけている」と発表したという。その上で「私たちは主催者と話をしましたが、アスリートが安全であることを確認するために、あらゆることをするだろうと言われました」と、組織委員会などの〝保障〟もあって辞退を撤回した。
東京では過去数週間で新型コロナウイルスの症例が大幅に増加し、21日には約1800件の新規症例と7月初めから五輪関連で82件の症例が出ている。アフリカ諸国でもギニアを中心に感染拡大が急増中で懸念が深まっている。