五輪反対デモに約500人「今からでも中止は必要」 会場周辺はカオス状態

国立競技場周辺でデモが行われた

東京五輪の開催に反対している有志らが23日、都内で中止を求めて抗議デモを行った。

「2020『オリンピック災害』おことわり連絡会」「反五輪の会」「オリンピックいらない人たちネットワーク」「アジア女性会議」の4団体を中心に約500人(主催者発表)が参加。午後7時過ぎ、警察が出動する厳戒態勢の中、原宿駅付近から開会式を行う国立競技場付近に向けて歩いた。

「おことわり連絡会」のメンバーは「東京のコロナの感染者数は拡大の一途をたどっている。非常に厳しい状況なので今からでも中止することは必要。開会したからといって中止をあきらめるわけではない」と話した。

また開会式に関わるメンバーが続々と辞任、解任となっている事態にもコメント。「世界に恥をさらしているようなもの。障がい者への差別、民族的な差別を思っている人を選ぶとは。過去のことなので分かっていたはずなのに、おかしな話だ」と強く非難した。

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