東京五輪・パラリンピック組織委員会は24日、大会関連で新たに17人が新型コロナウイルス検査で陽性になったと発表した。内訳は海外選手1人、業務委託スタッフ14人、大会関係者2人となった。1日以降、大会関連の陽性者は123人となった。
英紙「インデペンデント」は「アスリートは毎日、唾液検査を行っている。しかし、日本の首都では1月以降、症例が急増しており、コロナウイルスが五輪に影響を与えることは避けられない」と指摘。
その上で陽性判定が出た選手について「症状の重症度に応じて日本の保健当局の裁量に委ねられるが、ケースバイケースで対処される」と報じている。
また、同紙によると、感染した選手たちの中には五輪から撤退することになり「出発前には陰性だった」「予防接種を受けたのに…」と悲観する選手や「打ちのめされた」などと恨み節を漏らすアスリートが多く、中には「競技の実施延期を求めているケース」もあるという。