〈4〉安国寺通り 歴史ある寺由来の商店街 4作家の展示とイベント会場

 安国寺通りは上越市の直江津駅前通りと直江津ショッピングセンター・エルマールをつなぐ商店街。飲食店や商店が並び、雁木が残る部分もある。地名は室町時代に全国に設置された安国寺が由来という。

 安国寺通り周辺会場は通りのエルマール近くにある空き店舗を活用、1階と2階で作家4組が作品展示やイベントを行う。

安国寺通りは空き店舗に特設会場を設け、4作家の作品が出展される

 GELCHOP(ゲルチョップ)の「直江津アップサイクルセンター」は、閉校した同市内の学校に残る学用品を基にした作品を出展する。松岡亮さんの「動く。動き出す。遊び。」は市民に配布してある刺しゅうのシャツを9月初めに回収し、縫い合わせた布を展示。それまではシャツを着た人たちの写真を展示する。

 青田真也さんの「A.B.in Naoetsu」は直江津の街で見つけたものをサンドブラストで加工、形を強調して展示する。L PACK.(エルパック)は直江津の街で見つけたものや風景の写真を集めたショップを出店、見慣れたものに価値を見いだす作品としている。8月1日には青田さんとエルパックのユニット「NAKAYOSI(なかよし)」が、参加アーティストのグッズや飲食の限定メニューを盛り込んだ「アーティストマーケットNAKAYOSI」を開く。おわり

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