「生理の貧困」解消を フードパントリー 生理用品を配布 フードバンクじょうえつ

 NPO法人くびき野NPOサポートセンター(内山勇人理事長)が運営する「フードバンクじょうえつ」は23日、上越市土橋の市民プラザで、ひとり親世帯に無料で食品などを配布する「フードパントリー」を行った。同所では6回目の実施。併せて、生理用品を初めて配布した。

無料配布の生理用品を手にする来場者

 コロナ禍が続く中、経済的な理由で生理用品の入手が困難な状況を指す「生理の貧困」が社会問題化していることを踏まえての取り組み。これまでにフードパントリーの参加者から、生理用品を望む声が上がっていたという。

 生理用品は、Yahoo(ヤフー)!基金のコロナ禍における困窮者支援活動助成を活用して入手。同所では約120世帯分を用意し、事前に申し込んでいた上越地域の住民が続々と会場に訪れた。

 同法人は今後の生理用品配布について、「今回配ってみて、(参加者の)声を聞いた上で検討していきたい」としている。

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