猛虎の〝クール左腕〟が快投した。東京五輪に臨む野球日本代表・侍ジャパンが25日、本大会前の最終実戦となる強化試合・巨人戦(楽天生命)で5―0と快勝。代表初選出の岩崎優投手(29=阪神)も7回から4番手で登板し、1イニングを8球、三者凡退に仕留め〝侍デビュー登板〟で完璧な内容を残した。
先頭の3番・丸は二ゴロ、続く4番・岡本を右飛、最後は代打・広岡を外角低めギリギリのストレートで空振り三振。ストレートに加え、スライダー、チェンジアップなどの変化球も冴え渡り、相手のクリーンアップに仕事をさせなかった。
降板後は「とりあえず良かったです。緊張もしなかったです」と、いつものように淡々とコメント。そして、この日初めて実戦のマウンドで使用した五輪球(SSK社製)については「ボールは思った感じの曲がり方とは違ったので、本番までに修正します」と振り返っていた。