パドレスが1対3のトレードで球宴二塁手・フレイジャーを獲得へ

日本時間7月26日、パドレスが今季のオールスター・ゲームにファン投票で選出されたアダム・フレイジャー(パイレーツ)を獲得したことが明らかになった。パドレスはトゥクピタ・マルカーノ、ジャック・スウィンスキー、ミシェル・ミリアーノの3選手を放出し、パイレーツからフレイジャーと金銭(約140万ドル)を獲得。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、パイレーツはより上質な対価を得るために、フレイジャーの年俸の一部を負担することを受け入れたようだ。

現在29歳のフレイジャーはメジャー6年目の今季、ここまで98試合に出場して打率.324、28二塁打、4本塁打、32打点、5盗塁、OPS.836とブレイク。打率はニック・カステヤーノス(レッズ)に次ぐリーグ2位の数字であり、自身初のオールスター・ゲームにはファン投票で選出された。今季の年俸は430万ドルで、FAになるのは2022年シーズン終了後である。パドレスの二塁にはジェイク・クロネンワースがいるため、フレイジャーをどのように起用するか注目される。

パイレーツが獲得する3選手はいずれも20代前半の若手。マルカーノはベネズエラ出身の21歳の内野手で、今年4月にメジャーデビュー。メジャーでは25試合に出場して打率.182、0本塁打、OPS.484に終わっているが、マイナーAAA級では44試合で打率.272、6本塁打、OPS.811とまずまずの成績を残している。

スウィンスキーは22歳の外野手で、2016年のドラフト15巡目(全体444位)指名でパドレスに入団。今季はAA級で66試合に出場し、打率.269、15本塁打、OPS.949をマークしている。

ミリアーノはドミニカ共和国出身の21歳のリリーフ右腕。今季はA級とA+級の2階級合計で22試合に登板して30イニングを投げ、2勝2敗2セーブ、3ホールド、防御率3.60、59奪三振を記録している。

なお、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでは、マルカーノがパドレスの5位にランクイン。スウィンスキーとミリアーノの2人はトップ30圏外だった。

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