【ソフトボール】2028年ロス五輪で競技復活なら…上野由岐子は笑顔「あるかもしれません」

宇津木監督(右)にねぎらわれる上野

東京五輪のソフトボール決勝(27日、横浜スタジアム)で米国を2―0で下し、2008年北京五輪以来、3大会ぶりの金メダルを獲得した日本の宇津木麗華監督、上野由岐子投手(ビックカメラ高崎)、藤田倭投手(同)が28日未明、メダリスト会見に出席した。

今大会は4試合に登板し、389球を投げ抜き、チームを頂点に導いた上野は「金メダルを取ってまた一段とソフトボールがメディアに注目してもらえる」と喜びを口にした。

一方で3年後の24年パリ五輪では、ソフトボールは実施されないことから「五輪がなくても盛り上がりをどう維持できるかが大事になってくる」と気を引き締めた。

ただ、28年ロサンゼルス五輪で再び復活する可能性もある。早くも7年後について海外メディアから問われると「そうですね…。今の私にはまだそこまで考えられない」と前置きした上で「今日(決勝)試合で投げていても、投げることがすごく好きだったし、楽しかったからこそ、投げられるまで投げていきたいなという思いは強かった。もしかして、その時まで私が投げていたら、再度マウンドに立つことがあるかもしれません」と笑みを浮かべた。

宇津木麗華監督も「ソフトボールの大きな大会が無くなるが、もう一度金メダルをとれる選手を作っていきたい」と話しており、早くも今後を見据えているようだ。

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