東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは28日、五輪関係者向けの弁当が大量に廃棄されている件についてコメントを発表した。
高谷氏は「余剰により、多くの会場で食品ロスが生じていたことを組織委内でも確認した」と事実関係を認めた上で「特に開会式当日のオリスタ(国立競技場)においては、スタッフ等が多かったために発注量が多く、伴って食品ロスも多かった。また弁当の発注に対する当日のシフトによる実需との誤差が生じたことも、食品ロスが大きくなっていたことの一因と考える」と説明した。
その上で「今週に入ってから、各会場において発注量の適正化措置が順次とられ始めている。多くの食品ロスが生じていたことについてはお詫び申し上げたい。なお、余剰は廃棄ではなく、飼料化リサイクル・バイオガス化している」と明かした。