巨人の成長株・直江が31日オリックス戦先発 “侍斬り”弾みに、いざ大坂「夏の陣」

巨人・直江

巨人の直江大輔投手(21)が31日に行われるエキシビジョンマッチ・オリックス戦(京セラ)に先発する。

直江は29日にジャイアンツ球場で行われた一軍全体練習に参加。ブルペン投球も行い、入念な準備を行った。25日に行われた侍ジャパンとの強化試合(楽天生命)では、並み居る強打者を相手に5回1失点(自責0)と好投。宮本投手チーフコーチからも「こうやって上がってきてくれるっていうことが、今度のジャイアンツにとって貴重だと思う」と高く評価された。

後半戦での一軍定着を目指す右腕は、オリックス戦に向け「前回の侍戦もそうだったんですけど、この期間の投球は後半戦に向けてのアピールの場になるので、投げる場所は全部自分の投球ができるように、しっかり準備していきたいです」と意欲十分。

五輪期間中は同期入団の若手野手らも一軍に帯同し、一軍メンバー入りへの〝サバイバルレース〟が繰り広げられている。直江は「初めて一軍帯同の人もいて気持ちも入ってると思うので、ポジションは違いますけど、アピールする部分においては負けないようにしたいです。しっかり(同期を)引っ張っていけるようにしたいですね」と、先頭に立ってアピールを続ける構えだ。

〝侍斬り〟に成功し勢いに乗る右腕が、今度は大阪で「夏の陣」を起こす。

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