東京五輪のゴルフ男子3日目(埼玉・霞ケ関CC)が31日に行われ、3位から出た日本の松山英樹(29=LEXUS)がスコアを4つ伸ばして通算13アンダーで首位と1打差の単独2位に浮上した。
松山は2番で6メートルのバーディーパットを沈めると一気に勢いに乗り、続く3番も7メートルのパットを決めた。前半で流れを作ると、後半は安定したプレーで17番では見事なバーディーでスコアを伸ばした。
首位のシャウフェレ(米国)と1打差の単独2位と絶好の位置で最終日を迎えることになり、金メダル獲得へ視界良好だ。
松山は「途中スコアを伸ばすことができた。17番も(バーディーを)取れたのでよかった。明日につながる感じがする」と大きな手ごたえを口にした。
そして運命の最終日へ向けて「良い位置で3日間を終えられたので、明日やりきるだけ。頑張りたい」。いよいよ金メダルが手の届くところまで来て「自分のできることをやった結果がそうなればいいと思う」と歴史的Vへ強い覚悟をにじませた。
日本ゴルフ界にとって歓喜の瞬間までもう一息だ。