【レスリング】皆川博恵 準決勝で無念「後手に回ってしまった」 女子76キロ級3位決定戦へ

皆川(右)は準決勝で奮闘を見せたが…(ロイター)

レスリング女子76キロ級準決勝で、皆川博恵(33=クリナップ)がロター・フォケン(ドイツ)に敗れ、2日の3位決定戦に回った。

1点を先行され、第2ピリオドに追いついたが、直後に片足を取られ1―3。反撃したが、得点に至らなかった。

「点を取り切れなかった。先に相手に触ることを課題にしてきたが、手足の長い相手に先に触られる場面が多く、後手に回ってしまった」と振り返った。

2016年リオデジャネイロ五輪前年に、左ひざ前十字靭帯を断裂。一時はレスリングを辞めようと思うほどの大けがを乗り越えてきた。2017年世界選手権で銅メダル獲得後は、表彰台をキープ。30歳を超えても進化を続けている。

「最重量級は最近、五輪でメダルを取れていない。私がメダルをとって流れを断ち切りたい」とキッパリ話した皆川。気持ちを切り替え、08年北京五輪の浜口京子以来、遠ざかっている日本女子最重量級五輪メダル獲得に挑む。

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