車両の排出ガス認定書類を偽造した疑いで裁判に付されていた韓国日産(Nissan Korea Co., Ltd.)への罰金1千万ウォン(約95万円)が確定した。
韓国最高裁1部(主審ノ・テアク最高裁判事)は、自動車管理法違反などの疑いで起訴された韓国日産などの上告審において罰金1千万ウォンを宣告した原審を確定したと3日明らかにした。
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韓国日産は2012~2015年、排出ガスと燃費試験成績書などを操作して、輸入車の認証を受けてた容疑で裁判を受けてきた。
検察は、韓国日産が小型スポーツ多目的車(SUV)「キャッシュカイ」と中型セダン「インフィニティQ50」が認証される過程で、他の車の試験成績書などを提出したと判断した。
1審では韓国日産は容疑が認定され罰金1千500万ウォンが宣告されていた。2審では操作嫌疑を認められたが、罰金は1千万ウォンに下げられた。
当時犯行を主導した韓国日産の関係者A氏は懲役6ヶ月・執行猶予2年が確定した。別の関係者2人には、罰金300万ウォンと500万ウォンがそれぞれ確定した。
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