「江袋交流館」完成 地域の魅力発信へ 新上五島でお披露目式

館内の展示コーナーを見学する地域の人たち=新上五島町、江袋交流館

 長崎県新上五島町曽根郷江袋地区に、地域の魅力発信などを目的とした「江袋交流館」が完成した。7月31日、落成お披露目式があり、住民らが祝った。
 同地区は、国選定重要文化的景観「北魚目の文化的景観」に所在。近くに江袋教会もあり観光客が増える一方、トイレや休憩施設などは不足していた。
 同館は町が整備。木造平屋建てで約72平方メートル。展示コーナー、休憩スペース、多目的トイレを備える。今後、地域おこし協力隊員が常駐し、地域の魅力を発信するとともに交流人口の拡大や地域活性化を図る。
 お披露目式には石田信明町長ら約50人が出席。除幕後、内覧した。仲知修道院のシスター、眞浦茅乃(かやの)さん(66)は「この地域の景観と信仰を守るため、そして、地域活性化のためにとてもよかったと思う」と話した。
 開館時間は午前9時~午後5時。年中無休。

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