堂安律 3決完敗にガックリ「今日も1点しか取れず、責任を感じている」

果敢に得点を狙った堂安(中)だったが…

東京五輪サッカー男子日本代表MF堂安律(23=PSVアイントホーフェン)が完敗に無力感を漂わせた。

銅メダルをかけてメキシコとの3位決定戦(6日、埼スタ)に臨んだが、1次リーグで勝利した相手に1―3で敗れた。ゴールに向かって果敢に攻めたが、不発に終わり「持てる力の全てを出したつもりだけど、完敗だったと思う」と力の差を認めるしかなかった。

今大会は10番を背負い、MF久保建英(レアル・マドリード)とともに攻撃の中心を担ったが、決勝トーナメントに入って2人とも不発に終わった。「ベスト8に入ってから2試合攻撃陣がノーゴールで今日も1点しか取れず、責任を感じている」と厳しい表情を浮かべた。

目標にしていた金メダルはおろか、銅メダルすら逃した。それでもこれが終わりではない。「代表として負けていい試合なんてないが、この試合がキャリアの分岐点になったと言われるように、前を向いてやっていきたい」と懸命に気持ちを切り替えた。この悔しさを成長の糧とするつもりだ。

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