【6日】長崎県内45人コロナ感染 瓊浦高などでクラスター発生

6日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(5日午後7時現在)

 長崎県などは6日、県内9市2町で新たに計45人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。長崎市伊良林2丁目の瓊浦高と佐世保市内の事業所で新たにクラスター(感染者集団)が発生した。
 長崎市の15人のうち5人は瓊浦高の生徒。同校によると、いずれも空手道部に所属。一部は7月24、25の両日、福岡市で開かれた「全九州空手道選手権大会」に出場した。同大会では出場者の感染が相次いでいる。接触があった関係者の検査を進めているという。同校は6~9日に全生徒を自宅待機とし部活動も中止。9日の登校日も取りやめる。
 佐世保市の事業所では、既に公表された感染者と合わせ5人の感染が判明、市はクラスターと認定した。別のクラスターが発生しているバー「S×4(エスバイフォー)」では客の20代女性の感染が分かり、同店関連は計11人となった。
 陸上自衛隊相浦駐屯地の20代男性、対馬市の40代男性自衛官の陽性も判明。壱岐市では県外陽性者関連で医療機関に勤務する20代女性職員の感染も分かった。
 県立大シーボルト校(西彼長与町)は6日までに、学生7人の感染が判明したと公表。濃厚接触者などが特定されているため、学校閉鎖はしないという。
 一方、県は上五島医療圏の病床確保のフェーズを「2」から「1」に引き下げ、壱岐医療圏と対馬医療圏はそれぞれ「1」から「2」に引き上げた。壱岐医療圏の確保病床は4床から10床、対馬医療圏は4床から12床に増えた。

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