【東京五輪】韓国の卓球代表・申裕斌がオンラインでセクハラ被害で協会側は訴訟を検討

「卓球神童」と呼ばれる申裕斌(ロイター)

東京五輪の卓球女子に出場した申裕斌(17=韓国)にSNSなどで悪意あるセクハラが横行していると、同国メディア「NEWS1」が伝えている。

同メディアによると、「卓球神童」と呼ばれる申に向けて、インターネット上で「セクハラ文があぶれている」と指摘し、中にはプレー中の画像などにキャプチャーを付けて「口にするのも恥ずかしい」ようなワードを並べるなど、未成年者に対して過剰な〝攻撃〟が続いているという。

そんな悪行を見かねた一部のネットユーザーから韓国卓球協会に「申裕斌選手を保護してください」との連絡が届いたことで、本格的な対策に乗り出すことになった。

同協会では「今回の卓球代表チームに対する関心が増加するにつれて皆さんも協会掲示板を通じて情報提供していただきましたように、一部のコミュニティー利用者の悪質な投稿を現在の協会も認知している」とし「内容を深く検討して強硬に対応するものであり、場合によっては法的措置をとる。卓球の発展はもちろん、協会が選手の保護の先頭に立ち、さらに努力する」と付け加えた。

また、申裕斌が所属する大韓航空も「当社は若い選手の保護のため、卓球協会と連携して適切かつ断固たる措置を取る予定」とするなど、強硬姿勢を示し、セクハラ撲滅を主張した。今大会ではSNSなどを通じて選手への批判や中傷が止まらず、問題視されているが、韓国でも対策に躍起になっているようだ。

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