中日・高橋周平が目覚めの4安打! 侍になれなかった主将の反骨に期待

中日・高橋周平

ドラゴンズ逆襲のキーマンとなるか。中日・高橋周平内野手(27)が10日のエキシビションマッチ・西武戦(バンテリン)で5打数4安打1打点の大暴れで7―1の勝利に貢献。「本人が自信をつけてくれたらいいなと思います」と与田監督も竜のキャプテンの復調に期待している。

前半戦は主に5番で起用された高橋周だが打率2割5分4厘、5本塁打、26打点とサッパリでドラファンの期待を大きく裏切った。それだけに高橋周は「1日1試合を一生懸命、必死にやるだけです」と後半戦の巻き返しに向けて燃えている。

高橋周といえば、今年2月の沖縄キャンプの時点では侍ジャパン候補にも名前が挙がっていた。稲葉監督も三塁の有力候補として高橋周の名前を挙げていたのだが、周囲の期待とは裏腹にバットはシーズン開幕からずっと湿りっぱなし。いつの間にか侍入りの話は誰も口にしなくなってしまった。

「今の自分の状況でそういうこと(侍ジャパン入りやWBC出場)は考えない」と後半戦のことで頭がいっぱいの高橋周だが、キャンプ前には侍ジャパンの井端内野守備走塁コーチに「オリンピックに行きたいです」と訴えるなどヤル気満々だっただけに、今回の侍ジャパン金メダルには刺激を受けているのは間違いない。

高橋周が再び侍候補に名前が挙がるくらい打ちまくることができるかどうか。中日反撃の鍵はそこにありそうだ。

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