金メダルの入江聖奈がボクシング人口増加を期待「小さい子や主婦の方でも興味持ってくれたら」

入江聖奈

東京五輪に出場したボクシングの代表6選手が11日、オンラインで報告会を行い女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈(20=日体大)が女子ボクシング人口の拡大に期待を寄せた。

日本選手では1964年東京五輪男子バンタム級・桜井孝雄、2012年ロンドン五輪男子ミドル級・村田諒太に続く3人目、女子では史上初の快挙を達成した入江は「自分でも驚きでうれしい。今後の目標は次の全日本選手権、4年生のアジア大会、最後の全日本選手権で優勝して締めくくりたい」と今後の競技人生の道筋を見据えた。

金メダルを獲得したことで各メディアなど出演の機会が多くなるなど周囲からの目がガラリと変化したが「(東京の)二子玉川の公園でスタッフの方が特別にカエルを見せてくれた。認知度が上がって良かった」と私生活でも変化が表れたことを実感。

ただ一番の喜びは、女子ボクシング界の活性化につながることに貢献できたことで「このメダルをきっかけに、小さい子や主婦の方でもボクシングに興味を持ってくれる方が増えてくれたら頑張ったかいがあった」と今後、同種目が盛り上がることを期待した。

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