39歳・ウェインライト わずか88球で2安打完封勝利

【カージナルス4-0パイレーツ】@PNCパーク

今月末に40歳の誕生日を迎えるアダム・ウェインライトにとって、年齢はただの数字に過ぎないのかもしれない。故障者が続出している今季のカージナルスを支える大ベテランが、パイレーツを相手にわずか88球で2安打完封勝利をマーク。自身初の「マダックス」(=100球未満での完封勝利)を達成した。勝利したカージナルスは再び貯金生活に突入。打撃でも2安打1打点の活躍を見せたウェインライトは今季11勝目(6敗)をマークした。

今日のウェインライトは4回まで最少打者数の12人で1安打無失点に抑えるなど、テンポよくアウトを積み重ねていった。5回裏先頭のコリン・モランにヒットを許したが、慌てることなく後続3人を打ち取り、6回以降はパーフェクト。結局、モランのヒット以降は打者15人を連続でアウトにし、自身初の「マダックス」を完成させた。

39歳での完封勝利は2015年に42歳のバートロ・コロンが完封して以来の高齢記録。球数が記録されるようになった1988年以降、「マダックス」達成者としては2番目の高齢記録となった(1位は2006年に43歳で達成したジェイミー・モイヤー)。

カージナルスは4回表にヤディアー・モリーナのタイムリーで先制し、6回表にポール・デヨングの2点タイムリー二塁打とウェインライトのタイムリーで3点を追加。ウェインライトは5回表にチャンスを広げるエンタイトル二塁打を放ち、6回表にはトミー・エドマンが敬遠されたあとに自らタイムリーを放って4点目を叩き出すなど、投打にわたって大活躍の1日だった。

© MLB Advanced Media, LP.