エンゼルス・大谷翔平のスプリット「イヤらし~い球種」堂々2位!!

大谷のスプリットは最高級の決め球だ(ロイター=USA TODAY Sports)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)の伝家の宝刀スプリットが、米スポーツサイトのブリーチャーリポートが13日(日本時間14日)に発表した「MLBの過去3か月で最もイヤらしい球種ランキング」で2位に選ばれた。

大谷は12日(同13日)の本拠地アナハイムでのブルージェイズ戦に今季14度目のリアル二刀流の「1番・投手」で先発出場し、投手では6回を投げ、3安打2失点、6三振3四球、2暴投で7勝目(1敗)を挙げた。打者23人に99球で、うちスプリットは10球だった。

同サイトは大谷のスプリットについて「平均時速87・6マイル(約139・5キロ)で最も速いスプリッターの一つ。落ち方は他者のスプリットと比較するとそれほど印象的ではないが、ボールがホームベースの手前数センチのところで動くようで、これでは打者が打てないのも無理はない」と解説した。

スタットキャストによると今季の大谷はスプリットを236球投げて86打数7安打、被打率8分1厘、55奪三振。空振り率53・2%で奪三振率59・8%だ。メジャー移籍1年目の2018年から通算で440球投げて、145打数10安打、被打率6分9厘、92奪三振。本塁打は1本も打たれていない。たしかに打者から見ればイヤらしい球種だ。

1918年のベーブ・ルース以来となる「2桁勝利&2桁本塁打」まであと3勝。今後、これまでのように中6日か中7日なら6か7試合でマウンドに上がる。現在、自身6連勝中で、7月以降の5試合は全てクオリティースタート(6回以上を投げ、自責点3以下)と安定しており、偉業達成が見えてきた。スプリットは大きな助けになるだろう。

ちなみに3位はドジャースの右腕トライネンのスライダー。被打率6分2厘、36奪三振。奪三振率は52・9%だ。1位はブルワーズのペラルタが投げる90マイル台後半(約154キロ~)のフォーシームだった。被打率1割3分3厘、90奪三振で奪三振率34・5%だ。

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