【夏の甲子園】明徳義塾・馬淵監督は3日連続順延にも淡々「お天道様に任せる」

明徳義塾・馬渕史郎監督

あくまでも沈着冷静だった。第103回全国高校野球選手権大会(甲子園)の大会本部は14日、天候不良のため予定されていた1回戦の4試合を15日に順延すると発表。3日連続の全試合順延は1975年以来、46年ぶりとなった。

この日の第2試合で県岐阜商(岐阜)との対戦が予定されていた明徳義塾(高知)は午前中に室内練習場で約2時間、練習を行った。

練習終了後、馬淵史郎監督(65)は3日連続の順延に「こればっかりはしょうがない。一番いいグラウンド状態で(選手には)やらせてあげたいし、致し方ないと思う」とコメント。チームについても「普段と同じ状態を維持していると思う。動きも見ていて、そんなに変わった様子はない」と淡々と評した。

また、順延続きでストレス等が溜まることはないかと問われ「ないですね。この年になったら。(天候は)お天道様に任せるしかない」と笑った。

相手の県岐阜商を率いるのは百戦錬磨・鍛治舎巧監督(70)だ。自らも歴代4位、甲子園通算51勝を誇ることから〝名将対決〟としても注目されている。指揮官は「(相手チームの)ビデオを何試合も見たらある程度、バッターのくせ、長所、短所というのはお互いに分かると思う。打者の短所を突くのがいいのか、投手の長所を引き出すリードがいいのか。そこら辺りが駆け引きだと思う」と述べ、両軍の捕手がキーポイントとなることを示唆していた。

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