阪神・サンズ&大山で計4発6打点 矢野監督は助っ人に仰天「あんなに飛んだのは見たことない」

思いきり飛ばした打球の行方を目で追う阪神・サンズ

阪神は14日の広島戦(京セラ)を9―3で快勝。3番・ジェリー・サンズ外野手(32)と4番・大山悠輔内野手(25)の2人の大砲がそろって2発ずつ、計4発6打点と大暴れした。

まずは助っ人がチームの士気を一気に高めた。広島先発・九里から3回に18号ソロを放つと、続く4回二死一、二塁からは19号3ラン。2発ともに場内の5階席以上にブチ込む〝特大2打席連続弾〟に「飛距離とかはあんまり分からないけど、感触は良かったね」。この2本でサンズは早くも昨年の本塁打数19本に並んだ。

助っ人の後ろを打つ大山も触発された。4回、サンズの2発目後に2者連続となる12号を左翼席へ運び、7回には3番手・塹江からバックスクリーンに13号ダメ押し弾。前日の後半戦初戦から、2戦3発の大暴れだ。この日放った2発について大山は「どっちもうれしいですね。今日は勝つことができて、大きな1本、2本になった」とニッコリ。

試合後の矢野燿大監督(52)は「(サンズの)特に2本目、あんなにボール飛んだのは見たことない」。大山についても「練習からも内容が良くなっている。本人も手応えがあった本塁打かなと思う」と手放しで称えた。

デーゲームで2位・巨人が中日に勝利。試合前までにその差を「0.5」と迫られていた。負ければ2位転落の一戦で、猛虎の中軸が大いに気を吐き、首位を死守した。

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