堀内恒夫氏 突如乱調降板の巨人・戸郷へ「ここでしっかり学んでいかなきゃな」

5回に崩れ降板した戸郷

巨人OBで野球評論家の堀内恒夫氏(73)が16日に自身のブログを更新。前日15日の中日戦(東京ドーム)で、5回途中2失点で降板となった戸郷翔征投手(21)について言及した。

戸郷は4回まで中日打線を完璧に封じる完全投球。5回一死から福留、高橋周に連続二塁打を浴びて1点を失った。堀内氏は「ここまではいい。そりゃ、打たれることはあるさ」としたが「でも、その後が悪い。立て続けにフォアボール フォアボール デッドボールで押し出し」と指摘。一死二塁からの3連続四死球で2点目を許し、原監督から投手交代を告げられた。

快投から暗転した原因について、堀内氏は「『戸郷はどうしちゃったんですか?』って聞かれたら『俺の方が、聞いてみたい』って、答えるさ(笑)」と理解に苦しみつつ「マウンドを気にした素振りを見せていたけど どうだろうね?」とも記した。

また、今季9勝目の権利を目前にマウンドから降ろした首脳陣の決断を「勝利投手の権利獲得まで、あと2アウト 2点リードした場面での交代 ベンチの気持ちが伝わるような交代だったね」とくみ取った。

最後に堀内氏は「今季8勝しているとはいえ その内容も鑑みてのことだと思うよ。厳しいかもしれんが 菅野の次となるならば 戸郷はここでしっかり学んでいかなきゃな」とエール。次期エース候補の右腕は悔しい降板劇を糧にできるか。

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